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この記事も丸めてぽいっと捨てたいぜ☆ミ
高校の頃辺りに書いてた創作小説のフロッピーが出てきたので、いっそ更新するものもないので公開しちまえということ…で……恥ずか死い…
はくあさんという小学校からの友人とイラスト交換している際に話がなんとなく出来上がって、気が付いたらシリーズ化してた(脳内で)ものの最初の話ですね。
…恥ずかしくて辛いが、これでしばらく更新物に困らない…はず。
剣豪3のプレイ日記も出てきたしね!
高校の頃辺りに書いてた創作小説のフロッピーが出てきたので、いっそ更新するものもないので公開しちまえということ…で……恥ずか死い…
はくあさんという小学校からの友人とイラスト交換している際に話がなんとなく出来上がって、気が付いたらシリーズ化してた(脳内で)ものの最初の話ですね。
…恥ずかしくて辛いが、これでしばらく更新物に困らない…はず。
剣豪3のプレイ日記も出てきたしね!
わしの目の前には今、一体の道化師のロボットが横たわっておる。
"Funny was born 1"
ガチャガチャと横にある道具箱の中から、昔わしがスクラップ工場で働いていたときに
ちょろまかした、スクラップされてもまだ使える部品から必要なものだけ組み合わせていく。
「ほぅれ、見ろジニー。メモリーチップが出来たぞ。」
ちょっと部品が足りないがのぅ。
そう付け足しながらわしはメモリーチップを目の前のピエロの腹に入れた。
孫のジニーはわしの手を見ている。だが心ここにあらずといった様子で、手など見ていないようだ。
むしろ、何にも興味が無いような、つまらなさそうな様子だ。
「こいつはなぁ、このピエロの心というか脳みそと言うか…まぁそんなモンじゃ。
大切な部分じゃ。」
部品が足りないから不具合があるかもしれんが、まぁどうにかなるか。
ジニーが元気になるまでの間持てば良いのじゃ。
それほど長く持たなくても良いのじゃ。
口には出さず、わしはそう思った。
わしの孫のジニーはとても陽気で明るいお調子者で誰にでも好かれるような子じゃった。
しかし、わしが不甲斐無いばっかりに…いや、わしの馬鹿息子が不甲斐無いばかりに、
家に莫大な借金が出来てしまいこの子を学校に行かせることが出来なくなってしまった。
一年前に入学式にいなかったことを近所の人たちが気がつき、悪ガキ共…子供達がジニーをいじめたり、からかったりするようになってから、すっかり暗い顔になってしまい、今ではにこりともせず、外にも遊びに行かず、家の窓のない部屋でじっと座り込んで一日を過ごしているようになってしもうた。
今ではこの子に、外で遊んでくれるような友達がいなくなってしもうた。
じゃからわしは、この子がもう一度あの無邪気で元気なジニーに戻るきっかけを与えてやろうと思った。
わしの可愛い孫でもあるし、責任の一端はわしにもあるしのぅ。…あの馬鹿息子め!
目の前のピエロの腹を縫い合わせてわしは孫に向かってにぃっと笑いかけた。
「よし、バッテリーも入ったし、後はスイッチをいれるだけじゃ。」
ジニーをわしの横に連れてきて、わしはピエロのスイッチを入れた。
カチリ。
「む、動かん。やはりポンコツメモリーチップはダメか?
それともオンボロモーターがいかんのか…?」
ごとり、と音を立ててピエロがわしとジニーのいる方向に顔を向けた。
正直言ってその様子はB級ホラー映画か何かのようで、わしは内心びびったし少しちびった。
「やぁ」
ピエロがひょいと右手の肘から下を挙げて喋りだした。
「何をそんなに暗い顔をしてるんだい?なんかやな事でもあったの?」
とりあえずピエロのモーターとメモリーチップには異常がなさそうな様子じゃが、
何故起きあがらないのじゃろう?
神経回路か筋肉駆動モーターの方に不具合でもあったのじゃろうか?
わしが考えこんでいる間にピエロは続ける。
「ああそうだ、ボクのとっておきの芸を見せてあげるよ!
…だからボクを縛り付けているこのロープかなんかをはずしてくれないかい?動けないんだ。」
おお、暴走の危険性を考えて作業台に縛り付けておいたのをとんと忘れておった!
"Funny was born 1"
ガチャガチャと横にある道具箱の中から、昔わしがスクラップ工場で働いていたときに
ちょろまかした、スクラップされてもまだ使える部品から必要なものだけ組み合わせていく。
「ほぅれ、見ろジニー。メモリーチップが出来たぞ。」
ちょっと部品が足りないがのぅ。
そう付け足しながらわしはメモリーチップを目の前のピエロの腹に入れた。
孫のジニーはわしの手を見ている。だが心ここにあらずといった様子で、手など見ていないようだ。
むしろ、何にも興味が無いような、つまらなさそうな様子だ。
「こいつはなぁ、このピエロの心というか脳みそと言うか…まぁそんなモンじゃ。
大切な部分じゃ。」
部品が足りないから不具合があるかもしれんが、まぁどうにかなるか。
ジニーが元気になるまでの間持てば良いのじゃ。
それほど長く持たなくても良いのじゃ。
口には出さず、わしはそう思った。
わしの孫のジニーはとても陽気で明るいお調子者で誰にでも好かれるような子じゃった。
しかし、わしが不甲斐無いばっかりに…いや、わしの馬鹿息子が不甲斐無いばかりに、
家に莫大な借金が出来てしまいこの子を学校に行かせることが出来なくなってしまった。
一年前に入学式にいなかったことを近所の人たちが気がつき、悪ガキ共…子供達がジニーをいじめたり、からかったりするようになってから、すっかり暗い顔になってしまい、今ではにこりともせず、外にも遊びに行かず、家の窓のない部屋でじっと座り込んで一日を過ごしているようになってしもうた。
今ではこの子に、外で遊んでくれるような友達がいなくなってしもうた。
じゃからわしは、この子がもう一度あの無邪気で元気なジニーに戻るきっかけを与えてやろうと思った。
わしの可愛い孫でもあるし、責任の一端はわしにもあるしのぅ。…あの馬鹿息子め!
目の前のピエロの腹を縫い合わせてわしは孫に向かってにぃっと笑いかけた。
「よし、バッテリーも入ったし、後はスイッチをいれるだけじゃ。」
ジニーをわしの横に連れてきて、わしはピエロのスイッチを入れた。
カチリ。
「む、動かん。やはりポンコツメモリーチップはダメか?
それともオンボロモーターがいかんのか…?」
ごとり、と音を立ててピエロがわしとジニーのいる方向に顔を向けた。
正直言ってその様子はB級ホラー映画か何かのようで、わしは内心びびったし少しちびった。
「やぁ」
ピエロがひょいと右手の肘から下を挙げて喋りだした。
「何をそんなに暗い顔をしてるんだい?なんかやな事でもあったの?」
とりあえずピエロのモーターとメモリーチップには異常がなさそうな様子じゃが、
何故起きあがらないのじゃろう?
神経回路か筋肉駆動モーターの方に不具合でもあったのじゃろうか?
わしが考えこんでいる間にピエロは続ける。
「ああそうだ、ボクのとっておきの芸を見せてあげるよ!
…だからボクを縛り付けているこのロープかなんかをはずしてくれないかい?動けないんだ。」
おお、暴走の危険性を考えて作業台に縛り付けておいたのをとんと忘れておった!
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